健康ステーション事業1年 目標数を上回る

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運動の継続を支援するため新たに導入したスタンプカード

運動の継続を支援するため新たに導入したスタンプカード

駒ケ根市が活動量計を使った健康づくり「こまがね健康ステーション事業」の取り組みを始め、1年が経過した。これまでに当初目標を上回る840人が登録し、ウオーキングなどに励んでいる。事務局の市地域保健課は市民の健康への関心の高さがうかがえると手応えを強調。継続への支援を今後の課題に挙げ、支援策の一つとして新たにスタンプカードを導入した。

事業は、無線通信機能付きの活動量計で歩数や運動強度を計測・記録。公共施設や医療機関、スポーツ施設など市内24カ所に設けた「健康ステーション」で端末にアクセスすると取り組み状況を画面表示したり印刷したりすることができ、医療機関や市保健センターなどでは助言を受けることもできる。

当初は今年度末までに800人の登録を目標に掲げていたが、9月末までに達成した。登録者は50代以上が中心。一般的にこうした事業への参加は女性に偏りがちとされるが、男性が36・4%を占めた。

同課によると、取り組みにより積極的に生活に運動を取り入れたり、食事への関心も高まったり、意識の向上が表れ始めたという。今後は蓄積したデータの分析や登録者へのアンケート調査などを行い、登録者支援に活用するほか、同市で課題となっている高血糖や脂質異常をはじめとする健康と運動の関係性も数値で把握していく。

一方、登録後、2カ月以上端末へのアクセスがない人が36%いることも分かった。同課は運動から離れてしまっている人も少なくないと推測。運動の継続が課題とし、支援策を打ち出していく方針だ。

第1弾として導入するスタンプカードは、健康ステーションで端末にアクセスした際に、窓口でスタンプを押印。6個貯まると事務局で多機能カード「つれてってカード」に「えがおポイント」400ポイントを交付する。スタンプ押印は1カ月につき1回まで。運動とともに特定健診の受診を促すことを狙いに、40歳以上を対象にした。

このほか、市内の薬局など10カ所程度に健康ステーションを増設する方向で調整を進めているほか、専用ホームページで地区別や年代別など、自分の活動量と比較できるデータを公表する予定。端末へのアクセス時に活動量に応じた評価コメントが出る仕組みも検討するなど、さまざまな仕掛けを講じて発奮材料にしてもらいたい考えだ。

同課は「運動の習慣化は病気や要介護の予防だけでなく、心身が活性化し生活の質を上げることにもつながる。記録の確認や健診が楽しみになるような運動支援の工夫を凝らし、取り組みの輪を広げていきたい」としている。

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