スリランカに視察調査団派遣 事業展開探る

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国際協力事業団(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(駒ケ根市)は20日から、JICAが国内の中小企業海外展開支援策として推進する民間連携事業の視察調査団をスリランカに派遣する。医薬品や建設、検査機関など県内四つの企業・団体から5人が参加。コロンボやキャンディを訪れ、民間連携事業の活動状況などを視察する。

途上国の開発支援と、国内中小企業の海外展開や地域競争力強化の支援などを目的に、JICAは2012年度から中小企業海外展開支援事業や民間連携ボランティア事業を推進。駒ケ根訓練所は事業の周知や活用を狙いに、昨年度から県内の企業や団体を対象に視察調査団を派遣している。昨年度は7社・団体から7人をインドネシアに派遣した。

スリランカへの視察調査団には、養命酒製造駒ケ根工場(駒ケ根市)、宮田村商工会(宮田村)、北信臨床(長野市)、小宮山土木(北佐久郡立科町)が参加。20日から7日間の日程で、JICAスリランカ事務所や日本貿易振興機構(JETRO)コロンボ事務所、在スリランカ日本大使館を訪問するほか、民間連携事業で水道管理やごみ処理などに取り組む日本企業や、国機関で働く隊員の活動などを視察する。

4日には駒ケ根訓練所で事前研修会を開き、民間連携事業の概要やスリランカ情勢などを説明。同訓練所の清水勉所長は「近年は途上国支援に果たす民間企業の役割が増大している。民間連携事業への理解を深め、視察では現場の状況を見て将来の事業展開への参考にしてほしい」と呼び掛けた。

視察に参加する養命酒製造駒ケ根工場の小山忠一・生産管理グループ専門課長は「スリランカは香辛料が豊富な国。原料調達や市場進出など、新たな可能性を検討する機会にしたい」。宮田村商工会の中原憲視・研修支援課長は「海外進出や海外からの実習生受け入れを検討する地元企業に情報提供できるよう、実情を把握してきたい」と話していた。

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