「余る」よりは 諏訪市がフードドライブ

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諏訪市が初めて行ったフードドライブ。多くの市民が食品を寄付した

諏訪市が初めて行ったフードドライブ。多くの市民が食品を寄付した

諏訪市は9日、家庭で食べきれない食品を市民に持ち寄ってもらう「フードドライブ」に初めて取り組んだ。受付場所の市役所には市民や市職員から次々と食品が持ち込まれた。市では、生活に困っている家庭などに寄付をするほか、県内の生活困窮者を支援しているNPO法人フードバンク信州にも送ることにしている。

食べられるのに捨てられる「食品ロス」の削減を図りながら、生活困窮者の支援につなげる「フードバンク」の一環で、市社会福祉課によると諏訪地方では初の開催。▽賞味期限まで2カ月以上残っている▽未開封といった条件を満たす缶詰やレトルト食品、カップ麺、菓子、米、調味料の提供を市民に呼び掛けた。

同市普門寺の農業、伊藤隆志さん(66)は、昨年収穫した米約150キロを持ち込んだ。「もみの状態で保存してあるので、古米でもおいしく食べてもらえると思う」。同市中金子の主婦(56)は「余って捨ててしまうこともある。必要としている人へ届けばうれしい」と協力した動機を語った。

提供を受けた品は、子どもたちに無料で食事を提供する「こども食堂」を市内で開く2団体にも配布する。19日に7回目を開く諏訪地方の有志団体「CAPS・すわ」の宮原規夫代表は「食材を寄付してもらうと助かります」と市民の協力に感謝していた。

提供人数は94人で、重量にして計864キロ分の食品が集まった。同課では「予想以上に多くの方に関心を寄せていただいた。イベント会場で開くなど工夫をしながら、継続開催していきたい」と話していた。

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