武井武雄をあいする会 まち歩きマップを作成

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「ふるさとの武井武雄さ足跡マップ」の完成を喜ぶ小口会長(右から2人目)ら関係者

「ふるさとの武井武雄さ足跡マップ」の完成を喜ぶ小口会長(右から2人目)ら関係者

岡谷市出身の童画家、武井武雄の生家(堀ノ内)の保存、活用を目指す「武井武雄をあいする会」(小口基實会長)は11日、武井武雄ゆかりの地を生家を中心に歩くまち歩きマップを作成したと発表した。「ふるさとの武井武雄さ足跡マップ」と銘打ち、武井作品が見られる市内各所から9カ所を取り上げ、イラストや解説文を添えた。A4サイズ観音折りで500部作り、生家保存の意義の地域への浸透を目指す。

制作を担当した同会の八幡兵吉事務局長(69)によると、「武井武雄さ」の「さ」には尊敬と親しみの意味を込めたという。取り上げた地点は生家をはじめ、生家周辺にあり、武井が彫った版木がお札になっている西堀八幡社、ホールに作品「灯篭戯画」が展示されている西堀区公会所、文化活動の拠点とした広円寺、武井の墓がある堂庵墓地。生家から離れた場所では、武井作品があしらわれている西堀橋、白鳥橋、横河川の桜並木にあるベンチ、イルフ童画館。生家周辺を回る所要30分と全地点をめぐる60分のまち歩きの2種類のコースも紹介している。

市は生家敷地の市道を挟んで隣にあり、老朽化した西堀保育園の建て替えのため、同敷地を一体的に活用して新たな園舎、園庭、駐車場を整備する計画を立てている。あいする会は生家を保存し、西堀保育園との並存を目指すため2013年3月に発足。生家保存を求める署名や寄付金を集めてきた。

マップは寄付金の一部を使って作った。駅やタクシー会社などにマップの設置、配布の協力を求めていく。小口会長(68)は「古いものは保存しようというのが世の中の動き。武井武雄の生家は築300年で大変貴重」、八幡事務局長は「生家は武井芸術の根っこ(原点)だ」と話した。

生家、敷地を管理する市ブランド推進室は「生家は取り壊しだけでなく、何らかの形で残すという選択肢も含めて検討している」としている。

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