2区が不同意 富士見町のメガソーラー計画

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太陽光発電事業を行う都内の企業「レノバ」が富士見町境広原にメガソーラー施設を建設する計画について、関係区の同町信濃境区と高森区は12、13日にそれぞれ開いた選挙総会で同意の賛否を問う区民投票を行い、いずれも同意しないことを決めた。町の環境保全条例上、建設に当たっては水利と下流域の関係5区の同意が不可欠で、両区の決定は同社の建設計画に影響を与えそうだ。

同社がこれまでに行った住民説明会によると、計画は上蔦木区や明治大学の所有林約28ヘクタールに24メガワット級の大規模太陽光発電施設を建設。雨水対策で敷地内に3カ所の調整池を設け、雨水は排水路で切掛沢に流す。同社の出資で新設した大手リース会社2社との合同会社「富士見ソーラー」が運営する。

信濃境、高森両区は、区民が出席し、来年の区役員を選出する選挙総会に併せて建設計画に同意の可否を問う投票を実施。信濃境は「反対」94票、「賛成」13票、「無効」3票。高森では「同意しない」63票、「同意する」7票、「無効」4票だった。

両区は「森林開発による土砂災害や、上水道などの水源への影響の心配が投票結果に表れた」としている。

関係区のうち池袋区は19日の選挙総会で同意の賛否を問う投票を行う。烏帽子区は投票は行わず、ほかの関係区の意向に準じる意向だ。

同社は「社内で協議中。地域の人との関わりもあるので現時点では答えられない」としているが、これまでの説明会で、関係各区の賛同が得られない場合は事業化を断念するとの考えも示している。

町では大規模な開発行為に対し、環境保全審議会と町による許可が必要で、申請の要件として関係地区全ての同意を盛り込んでいる。この要件を満たさなければ「申請を受け付けることは出来ない」(町)という。

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