2016年11月16日付

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普段何気なく見ている風景も、スクリーンを通して見るとまた違った印象を受ける。夕暮れの諏訪湖畔も、晴れ渡った霧ケ峰高原も美しい映像で、地元に住む人間として少しばかり誇らしい気分になった。映像の持つ力を改めて感じた2時間だった▼諏訪地方で8割が撮影されたという話題の映画「バースデーカード」。亡き母から毎年、誕生日に届く手紙に励まされながら人生を歩む少女の成長を描いたドラマで、日本を代表する若手実力派俳優の橋本愛さんと宮﨑あおいさんが母娘役で共演している▼橋本さんはNHKの朝ドラ「あまちゃん」で主人公の親友役で出演していたし、宮﨑さんは大河ドラマの「篤姫」。今回の映画でも橋本さんの持つ「目力」は魅力的だったが、個人的には母親役の宮﨑さんの演技がわが子への優しさや愛情に満ちていて非常に良かった▼映画には諏訪圏フィルムコミッションを中心に、ロケ地となった場所や施設で多くの人の協力があった。単にロケ地というだけでなく、諏訪が物語の舞台になったことで協力する側にも「いい作品に」という思いが強まったと思う▼映画をきっかけに、ファンが舞台となった場所を訪ねる「聖地巡り」で都会から多くの人が諏訪に遊びに来てくれればうれしいが、その前に地元の多くの人たちに映画を見てほしいと思う。映画の舞台になるだけの魅力的な「諏訪」を再認識する機会になる。

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