妥協しない作品づくり 柳原良平展

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魅力的な作品が並ぶ「柳原良平 船と絵本とアンクルトリス展」=岡谷市のイルフ童画館

魅力的な作品が並ぶ「柳原良平 船と絵本とアンクルトリス展」=岡谷市のイルフ童画館

岡谷市のイルフ童画館は18日から、新企画展「柳原良平 船と絵本とアンクルトリス展」を開く。年配者には「トリスを飲んでHawaiiに行こう」の広告で、近年は幼児向け絵本作者として知られるイラストレーター、柳原良平さん(1931~2015)のさまざまな作品を紹介する。

柳原さんは京都市立美術大学を卒業後、寿屋(現・サントリー)に入社。同社宣伝部で、後に作家として活躍する山口瞳や開高健らと制作したトリスウイスキーのCMキャラクター「アンクルトリス」を生み出した。退社後は漫画家、イラストレーター、絵本作家として活躍し、無類の船マニアとして多くの書籍を出版している。

今回の作品展では、「このにおいなんのにおい」「どんぶらどんぶら七福神」などの絵本作品13作の原画60点をはじめ、「トリスを飲んで-」の原画、ポスター、山口瞳作品の装丁原画など約150点を展示。船をモチーフにした油絵などもある。

特に絵本は好きな船を主人公にしたり、かみそりで切ったそのままの形の紙を登場させるなど、ユーモアあふれる作品が多い。童画館学芸員の齋藤正惠さんは、「絵本でも子どもにこびるような作品はなく、自分自身が好きなことに妥協しない作品づくりは、武井武雄に通じるところがある」と話している。

同展は来年1月23日まで。同時開催は収蔵作品展「武井武雄 大澤コレクション展」。開館時間は午前10時~午後7時。水曜日休館。

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