郷土愛プロジェクト 伊那北高「夢大学」

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DLDの木平英一さんに教わりながら、まき割りに挑戦する生徒

DLDの木平英一さんに教わりながら、まき割りに挑戦する生徒

上伊那地域の産学官の関係者でつくる「郷土愛プロジェクト」(会長・向山孝一KOA会長)は18日、地域について学ぶ「夢大学」を伊那北高校(伊那市)の生徒を対象に同市内で開いた。若者に自分のふるさとを知ってもらい、愛着を持ってもらおうと企画。総合学習で上伊那について学んでいる1年生9人が参加し、地域の歴史や文化、産業に理解を深めた。

職業観や勤労観を養うキャリア教育の一環。「夢を大きく学ぶ」をコンセプトに、これまで中学生や小中学校の教諭を対象に行っており、高校生を対象に開催するのは今回が初めて。地域の先輩が“教授”となり、どのような思いで仕事をしていたり、どう地域と関わっているかを次代を担う若者に伝えた。

午前中は長谷方面を訪れ、美和ダムや中尾歌舞伎を見て回った。昼食は民宿「ざんざ亭」でジビエ料理を体験。地元の鹿肉を使ったローメン、カレー、ハンバーグを味わった。経営者の長谷部晃さん(43)は「山が好きで、林業の仕事で上伊那に来たが、獣肉を食べて衝撃を受け、料理の道に入った。人生の選択肢は一つではなく、無限にある」と呼び掛けた。

まきストーブの販売や設計・施工、まきの販売を手掛ける「DLD」(同市高遠町)では、上伊那の豊かな森林資源を生かした産業に理解を深め、まき割りにも挑戦した。同校OBで大手生保や大学勤務の経歴を持つ木平英一さん(51)は「地域の資源をうまく活用することが社会に役立つし、働きがいもある。子育ては田舎の方がいいとも考えた」と語った。

生徒たちは さまざまな視点から自分のふるさとを学び、小林怜生さん(16)=伊那市=は「上伊那は思っていた以上に広く、 自分が知っていたのはその一部分だったことを実感した。県外に進学しても上伊那に戻るのもいいと思った」と感想を話していた。

夢大学は他の高校でも要望があれば開く考えだ。

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