憲法公布70年 茅野で木村草太さん講演会

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憲法公布70年の節目に憲法を考えようと、茅野市内の有志でつくる実行委員会は19日、「憲法70年木村草太記念講演会」を同市民館コンサートホールで開いた。講師で憲法学者の木村さん=首都大学東京教授=が「今、憲法が新しい」を演題に講演。日本国憲法の制定過程や「9条」の考え方など解説した。

木村さんは、立憲主義を「学校にある『廊下は走らない』という貼り紙と同じで、国家権力が失敗を繰り返さないための貼り紙」と説明した。

改憲論について、制定手続きを問題視して「押し付けられた憲法」とする意見には、「内容には文句がないということを示しているのでは」と指摘。自民党の憲法改正草案をめぐる論争に触れては、11月の米大統領選を引き合いにして、「自民党草案は泡沫候補。切り捨てておけばいいが護憲派の集会や書籍ではどんどん取り上げられている。争点と泡沫をよく考えないといけない」とした。

「9条」に関連し、武力行使や戦争は20世紀以降の国際法では原則一切違法とされ、三つの例外(集団安全保障、個別的自衛権、集団的自衛権)があることを紹介。現行憲法に照らして、「9条」の解釈より例外の根拠とされる「13条」(個人の尊重・幸福追求権・公共の福祉)をどう解釈するかが焦点になっているとした。

今の憲法については「まだまだ古びていない。ぼろ雑巾になるまでもっともっと使わないといけない。それぞれが好きな条文を考えることが大切」と話した。

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