歴代の御柱法被ずらり 来店者も懐かしむ

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かねさ呉服店に展示されている諏訪市の歴代の法被

かねさ呉服店に展示されている諏訪市の歴代の法被

間近に迫った諏訪大社御柱祭に向けて、諏訪市清水1のかねさ呉服店は、諏訪市の氏子が着用した歴代の法被を展示している。1956(昭和31)年以前から今回に至るまで、御柱祭ごと変更されてきた法被を並べた。デザインや色の変遷が一目で分かり、「懐かしい」と来店者にも好評だ。

御柱年にちなみ、店で保管している法被を多くの人に見てもらおうと飾った。56年の藍染めの法被は背中に「上諏訪」、襟に「清水町」の文字が入っており、町内で作ったものだという。「手染めの味わいがあり、生地も独特の風合いがある」と店主の林訓久さん(59)。化学染料を使うなど、時代によって染め方や仕立て方も変わっていく。

市民の要望を受けて統一法被が本格的に作られるようになったのは80年の御柱祭から。青色の法被は諏訪湖をイメージして腰の部分に波がデザインされ、安価で大量に染めることのできる顔料染めに変わった。長野冬季五輪が開催された98年の法被には、背中にローマ字で「SUWA」と入っている。

今回の法被は色が前回の黒から濃紺に変わり、「諏訪」の字体は太く安定感のある「江戸文字」が採用された。

林さんは「古い法被を見て昔を思い出すと話すお客さんもいる。気軽に見に来てほしい」と話している。

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