音楽落語「早太郎」 愛橋師匠が29日公演

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駒ケ根市北割一区出身の落語家春風亭愛橋(本名・箭内広光)師匠(45)が、同市上穂栄町の市文化会館で29日に開かれる落語会で、音楽落語「早太郎」を上演する。同市の光前寺に伝わる霊犬早太郎伝説を基に笑いの要素を取り入れた落語を披露し、市内外の交響楽団や合唱団体の有志が演奏や歌で物語の情景を描き出す。落語と音楽を組み合わせる壮大な公演を控え、練習にも熱が入っている。

光前寺で飼われていた山犬の早太郎が怪物を退治したと語り継がれる伝説を、落語家として駆け出しの頃から何かしらの形で作品にしたいと構想を練っていたという愛橋師匠。「音楽の力で物語の魅力が倍増し、情景が浮かび上がる」と音楽落語の創作を発想し、2014年3月に赤穂公民館で5人ほどの演奏家と初演した。

好評を受けた初演以来、より盛大に音響が整った施設での上演を計画し、文化会館開館30周年記念事業としての今公演が実現した。出演する伊那フィルハーモニー交響楽団は15人ほどのオーケストラを編成し、愛橋師匠選曲のクラシックや歌謡曲など約40曲を場面場面に応じて演奏。駒ケ根女声コーラスがかつて演じたミュージカルより早太郎賛歌を、同コーラスと混声合唱団「明日歌」が歌う。

記念事業の趣旨に沿うよう伝説に思い入れがある地域住民が多く参加することで「手作りならではの愛と勇気、誇りを込めた公演ができそう」と愛橋師匠。物語は大筋を崩すことなく、笑いの要素を取り入れて聞き手の感動をどう掘り起こすか工夫したといい、「笑って泣ける落語であることを保証します」と来場を呼び掛けている。

駒ケ根愛橋応援団が主催。落語会では「愛橋が本気で面白いと思う芸人を呼びました」と銘打ち、愛橋師匠の兄弟子・瀧川鯉昇師匠と春風亭昇太師匠らが落語や曲芸などを披露する。午後6時30分開演。チケットはS席3000円、A席2000円(当日券は500円増)。問い合わせは同応援団の亀田さん(電話090・1408・3623)へ。

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