地中熱潜在量一目で 諏訪市が活用へマップ作成

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地中熱の量を色分けで示した「潜在量マップ」の大判サイズ。冷暖房への地中熱システム導入の参考にしてもらう

地中熱の量を色分けで示した「潜在量マップ」の大判サイズ。冷暖房への地中熱システム導入の参考にしてもらう

諏訪市は、平地部で利用可能な地中熱の量を示す「潜在量マップ」を作った。地中熱を再生可能エネルギーとして冷暖房に活用し、二酸化炭素削減につなげる事業。地中熱活用に必要とされる一般的な熱交換量の数値におおむね当てはまり、市生活環境課は「地中熱導入に良い条件であることが分かった」と話す。マップは事業者や家庭に発信し、地中熱エネルギー導入の参考にしてもらう。

過去のボーリングや地質のデータを活用し、専門業者がシミュレーションした。暖房用に深さ100メートルと50メートル、冷房用に15メートルの井戸を使用すると仮定。深さ1メートル当たりの熱交換の効率性を示す熱交換量の最大値や平均値を青、緑、黄などで色分けし、100メートル四方のメッシュ(網目)で表示した。深さごとの最大値と平均値の計6枚をA4サイズで作った。

標高800メートル前後の平地部を網羅。国のガイドライン案での地中熱利用システム導入の一般的な目安になる深さ1メートル当たり30~70ワット程度の熱交換量の範囲内にほぼ入るとした。

上諏訪温泉周囲は50ワット以上と予想通り高かったが、それ以外の地域でも40ワット台の潜在量があると示され、生活環境課は「温泉地周辺だけでなく、平地部の広範囲で地中熱システムの導入が検討できると分かった」とする。

地中熱を利用した冷暖房の導入などに役立ててもらう。例えば深さ1メートル当たり40ワットの熱交換量の場合、部屋を暖かくするために必要な熱量が4キロワットだとすると、深さ約100メートルで必要な熱が採れる計算になる。実際には建物の床面積や冷暖房の種類などで条件が異なるため、マップを目安にしてもらう。

マップは市ホームページに掲載した。生活環境課窓口でも受け取れる。4月には市役所で説明会を予定する。

温泉地でもある市内は、地熱が高いとされ、市は2015年1月から地中熱利用システムを市美術館の冷暖房に活用している。

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