そば提供最多1万3734食 5週連続イベント

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伊那市で10~11月に開いた新そばイベント「5週連続ぶっとおしそば三昧」で提供されたそばは1万3734食で、前年より1140食(9.1%)増え、過去最多となったことが、市観光課のまとめで分かった。天候に恵まれたことに加え、「信州そば発祥の地」のブランドイメージが定着してきたことなどが要因とみられる。売り切れになった会場もあり「まだまだ伸びしろはある」(白鳥孝市長)と手応えを感じている。

同市では奈良時代に修行に向かう行者が住民のもてなしを受けた礼に一握りのソバの種を残し、やがて信州一円に広がったという言い伝えがあるほか、辛味大根や焼きみそを使った「辛つゆ」で食べる独特の「高遠そば」もある。こうした伝承や歴史を踏まえ、同市は「信州そば発祥の地」をPRしている。

「ぶっとおしそば三昧」はそばのブランドイメージを高めるため、それぞれ開いていた新そばイベントを連携して発信していこうと始まった。「5週連続」となってからは2年目で、地元区や実行委員会、「信州そば発祥の地 伊那 そば振興会」(事務局・市観光課)などが中心となって取り組んできた。

今年も荒井区内の萱の「行者そば祭り」(10月16日)を皮切りにスタート。「山麓一の麺街道フェスタ」(10月29、30日)から舞台を高遠町に移し、「西春近新そば&きのこ祭り」(11月13日)で締めくくった。提供されたそばは5会場とも前年実績を上回る形となり、特に2年目の開催となった「西春近-」が大きな伸びを見せた。

白鳥市長は21日の定例記者会見で「県外ナンバーの車も多かった」と手応えを感じつつ「売り切れになったり、長い行列ができて待ちきれなかった人もいたりした」と指摘。「いかに早く待たせずに出すことができるか。それぞれの主催者が互いに助け合い、打ち手を増やしたりできれば改善できる。雨天対策なども含めて課題を解決し、来年に備えていきたい」と述べた。

市長は同振興会が導入を検討しているそば店の認証制度や地元産在来種ソバの復活プロジェクトにも言及。「信州そば発祥の地」として一層の発展に期待を寄せた。

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