高齢者の運転免許自主返納 茅野署が研修

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茅野署は21日、運転に不安のある高齢者の免許自主返納を促す目的で、交通課以外の署員にも免許返納の知識を身に付けてもらう署員研修会を開いた。交番署員など約30人が参加し、返納手続きや相談への対応について学んだ。

交通課の宮坂政法係長が講師を務めた。自主返納の方法や、免許証に代わる身分証明書「運転経歴証明書」の交付手続きなど制度面を解説。自主返納者には公共機関(バス、タクシー)の乗車運賃割引特典があることや、返納後の移動手段として運転免許のいらないシニアカー(1人乗り電動車両)を紹介した。

返納を促す上での課題には▽免許返納への抵抗感が強い▽認知症になれば返納を考え付かない▽地方では公共機関が十分でない│などを挙げた。管内でも、農作業をするお年寄りや一人暮らしの高齢者からは「車がないと農業や買い物ができない」との声が根強く、なかなか理解が得られない現状もある。

宮坂係長は説得の難しさを認めた上で「相談者の心情を理解し、自分の親と思って親身に対応してほしい。何よりも高齢者の事故を防ぐという意味を伝え、返納後の特典や『足』について丁寧に説明して」と呼び掛けた。

研修を受けた尖石縄文交番(茅野市)の坂田彩佳巡査(24)は「地域を巡回しているとぎりぎりまで免許返納をしたくないという人が多い。農作業や買い物ができなくなるとの訴えにどう対応していくか考えたい」と話した。

同署は初の試みで12月2日に原村役場、同20日に富士見町高原病院で運転免許返納・相談窓口(いずれも午前10時~午後3時)を出張開設する。

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