伊那の勘太郎や虚無僧尺八などに焦点 9月に井月さんまつり

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「千両千両井月さんまつり」のチラシ

「千両千両井月さんまつり」のチラシ

漂泊の俳人、井上井月(1822~87年)を広く知ってもらおうと、第4回「千両千両井月さんまつり」(実行委員会など主催)が9月3、4日、伊那市のいなっせを主会場に開かれる。第25回信州伊那井月俳句大会のほか、井月を慕った種田山頭火や、アウトローとしての井月と「伊那の勘太郎」、明治初期に衰退した虚無僧尺八などに焦点を当て、井月が生きた幕末から維新をシンポジウム、映画上映、演奏会で検証し、井月の実像を探る。

井上井月顕彰会などでつくる実行委員会がこのほど内容を決定した。シンポジウム「井月と伊那の勘太郎―アウトローへのまなざし」は3日に開催。国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学名誉教授の高橋敏さん、ライターで「『勘太郎』とは誰なのか?」著者の伊藤春奈さんらがパネリストで参加する。

 映画「伊那の勘太郎」(1943年)の上映が3日にいなっせで、井月映画「ほかいびと」と「勘太郎月夜唄」(52年)の特別上映が3、4日に伊那旭座で行われる。

映像とシンポジウム「井月と山頭火」は3日、2013年に亡くなった文芸評論家で俳人の村上護さんと、同顕彰会長の北村皆雄さんとの対談映像(12年収録)を放映し、山頭火ふるさと会(事務局・山口県防府市)の窪田耕二会長がパネリストで参加する。

演奏会「虚無僧尺八―廃絶した幻の吹奏が甦(よみがえ)る」は3日、4人が演奏する。俳句大会は、事前投句、当日句の表彰と、俳人で俳句会「銀漢」主宰の伊藤伊那男さんが講演する。

北村会長は「幕末から維新の井月がいた時代を明らかにしたい。(井月に触れる)入り口を広くして認知度を高めたい」と話している。

問い合わせは伊那市教育委員会(電話0265・78・4111)へ。

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