伊那谷の食育発信 伊那で県民大会

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上伊那の特産物を使った料理の提案を見学する来場者

上伊那の特産物を使った料理の提案を見学する来場者

第5回信州の食を育む県民大会(県、県教育委員会主催)は23日、伊那市西町の県伊那文化会館で開いた。食育に関わる人たち約250人が参加し、展示発表や活動事例発表、基調講演を通して、食の大切さを再確認し、健康長寿にもつながる食育について考える機会にした。

式典で県健康福祉部の山本英紀部長は「信州の食の良さを次世代に伝え、育むためには健康づくりの分野だけでなく、生産や流通、教育、伝統的な食文化の継承といったさまざまな分野の取り組みが必要になる」と述べ、各方面に協力を要請。続いて地域や学校の取り組み、企業が発信する食育活動等の事例を各分野の代表者が発表した。

伊那市健康推進課の管理栄養士、田中こずえさんは同市が取り組む食育活動を発表した。市民の孤食・子食の状況はアンケート結果を示して分析、推測。「塾通いなどがあると、夕食でも家族で顔をそろえることが減ってきているかもしれないし、大人が仕事で帰宅が遅くなることで子食になっていることもあるかもしれない。市内の企業と共食に向けた取り組みを推進したい。協力したいという企業があれば声を掛けてほしい」と訴えた。

宮田村の宮田小学校栄養教諭の林登代美さんは、地元農産物をたくさん使った学校給食を紹介した。給食を食べる体験で体得してほしいこととして▽健康的な食べ方▽身近な食材を組み合わせた豊かな食べ方▽集団で食べることで培われる社会性―を挙げ、「毎日の給食にどんなものが使われ、どんなふうにできて、どんな組み合わせでどんな味や食感がするのかなど、子どもたちが意識しながら食事する場面をつくっていくことが大切な食育」と述べた。

大会では、国立スポーツ科学センター公認スポーツ栄養士の元永恵子さんの基調講演「勝てる体は普段の食生活から~アスリートの基本も『健康に食べる』」を聴講。ホール入り口では上伊那8市町村が食育の取り組みを展示発表し、県食生活改善推進協議会上伊那支部は地域の特産物を使った郷土料理や季節の料理を「塩分控えめ、野菜たっぷり」に調理して提案した。

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