2016年11月25日付

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茅野市八ケ岳総合博物館で27日まで開かれている「第28回研究・創意工夫展」。地元の小中学生が夏休みなどを利用し、それぞれに課題を掲げて継続的に観察したり独自の発想を形に仕上げたりしてまとめた作品227点を展示している▼子どもの考えに改めて驚かされ、完成までの山あり谷ありの道のりが想像されてその我慢強さに感心させられる。会場で足を止める大人には、子どもならではの見方に接して「ほう」とか「はぁー」とか思わず声を上げて作品に見入る姿も▼出品数114点の工作部門の市長賞は玉川小3年、池田惟路君の作品「セミの御柱」。セミの抜け殻に地元をにぎわせた祭りをイメージし、御柱を曳かせようと思いついた。「暑い夏だった」と振り返る池田君。セミの抜け殻探しに走り回ったという▼集めた抜け殻は全部で24個。8個を原村で見つけ、16個は「横浜のおばあちゃんの家に行ったとき」。「セミの一之御柱」は都会生まれのセミでにぎわうことになった。御柱の先頭の、一番大きな抜け殻は原村出身。御柱の前で音頭を取るのは横浜出身だ▼抜け殻の形は、氏子が「よいさ」と両手を上げた格好と見事に重なる。御柱の協力一致の精神も再現した。実は池田君、昨年もカマキリを題材に同部門で市長賞だった。今回も意識したとか。夏の学習の集大成は「横浜の方がセミが多くてびっくりした」というおまけも付いた。

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