天竜川本流で楽しみを アマゴ成魚を放流

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約20センチの1年魚のアマゴを天竜川本流に放流する組合員

約20センチの1年魚のアマゴを天竜川本流に放流する組合員

天竜川漁協(伊那市)は25日、上伊那地方の天竜川にアマゴの1年魚約1300匹を試験放流した。管内天竜川支流への成魚放流は毎年行っているが本流は初めて。栄養豊富な本流で育ち、産卵のために支流へ渓流魚が戻っていく「天竜差し」の天然環境を次世代に継承し、アユとともに同漁協の柱に育てる。サイズの大きい良型の「本流アマゴ」を増やし、釣り客にアピールしたい考えだ。

2000年頃までは天竜川本流でもアマゴが釣れたが、近年は支流から下りてくる魚の警戒心が強く、釣るのが難しい状況になっていた。

支流から本流へ下るアマゴは3~5割とみられるが、同漁協は今回の放流で、釣り客の協力も得ながら魚の移動範囲を調査する。本流での移動形態から支流での産卵まで追跡し、今後の放流方法や時期など検討。本流でもアマゴ釣りが楽しめる環境を整える。

同漁協理事で漁場管理副委員長の伊藤伸一さん(47)は「本流の方がザザムシなどの餌が多く、魚の成長も早い。支流では尺(30センチ)サイズだが、40センチを超えるにまで成長する。増殖させて『天竜川と言えばアマゴ』と呼ばれるようにしたい」と期待する。

この日は、同漁協事務所に組合員が集まり、本流への放流魚と分かるように尾びれと背びれの間にある「あぶらびれ」をカットした後に放流。2月中旬に渓流釣りは解禁するが、同漁協は「あぶらびれがないアマゴを釣ったら、調査協力のため連絡をしてほしい」と呼び掛けている。

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