茅野市木遣保存会が創立30周年

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茅野市木遣保存会(神林守夫会長)は27日、創立30周年記念式典をJR茅野駅前のマリオローヤル会館で開いた。会員や近隣市町の木遣保存会役員ら約60人が参加。保存会発展に尽力した功労者に感謝状を贈って節目を祝い、伝統文化の保存と継承に向けて決意を新たにした。

茅野市木遣保存会が30周年を迎えた

茅野市木遣保存会が30周年を迎えた

実行委員長の宮坂文晴副会長(63)=同市湖東=が「皆さんと一緒に後継者育成に取り組みたい」とあいさつ。神林会長(68)=同市米沢=は「会員の高齢化で若手の育成が急務になっている。伝統ある茅野市の木やりを後世に伝えていくために技術の向上を図り、伝統を絶やさないよう力強く前進していきたい」と決意を語った。

続いて、2010年まで会長を3期18年務めた木遣名人で同会顧問の伊藤源一さん(81)=同市ちの=に感謝状を贈った。伊藤さんは「今後とも木やりが盛大になるように頑張りたい。皆さんも健康で活躍して」と呼び掛けた。

長野日報社の佐久秀幸社長と下諏訪町木遣保存会の小松直人会長が祝辞を寄せた。式典に先立ち、宮坂実行委員長ら9人が諏訪大社上社本宮を参拝し木やりを奉納。諏訪大社の渡部長治権禰宜(ねぎ)の講演会も開いた。式典後には祝賀会を開き、木やりやラッパ、太鼓の演奏などで盛大に節目を祝った。

同会は1986年5月、市内で個々に活動していた木やり師約60人が集まり、同市に伝わる木やりの保存と普及、親ぼくを目的に発足。毎月1回練習し、御柱祭やお舟祭り、各種行事を木やりで盛り上げているほか、子ども木やりの指導に当たっている。

現在の会員は20~80代の58人。50~60代が中心で、木やり日本一コンクール上社の部(長野日報社、エルシーブイ主催)では第10回、第11回と連続で最優秀賞者を輩出したが、後継者の育成が課題になっているという。

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