3市町村バス最終案 運賃最大350円

LINEで送る
Pocket

伊那市は28日の市議会全員協議会で、同市、箕輪町、南箕輪村による「定住自立圏」構想の一環で来年度から試験運行する3市町村縦断バス路線の最終案を明らかにした。新たに運賃を示したほか、運行ルートや運行便数について当初案からの変更点を説明した。最終案は各市町村の地域公共交通会議・協議会の承認を得て、12月中に運行事業者を通じて国土交通省に認可申請する予定。

同路線は圏域内の移動・交流を促進し、地域の活性化や一体感の醸成につなげる狙いで運行。国道153号などを基軸に、同市西春近赤木を南端として伊那中央病院や南箕輪村役場を経由し、箕輪町中箕輪大出で折り返す片道約25キロのルート。2010年度まで伊那バス(同市)が独自運行していた「伊那本線」に近い経路となる。所要時間は片道1時間12分ほど。

運行ルートは当初、JR木下駅(箕輪町)を経由する経路になっていたが、道路が狭かったり、逆戻りする形になるほか、飯田線と並走する路線のため結節のニーズが低いと判断、同駅は経由しない経路に変更した。

また、当初案では平日が上り(箕輪-伊那)下り(伊那-箕輪)各10便、土日・祝日が上下各4便の運行を計画していたが、事業者との調整の中で「非常にタイトなダイヤになる」として、最終案ではそれぞれ1便ずつ減らし、平日が上下各9便、土日・祝日が上下各3便とした。

運賃は乗車区間に応じたゾーン制(階段方式)とし、伊那市西春近、伊那市街地、南箕輪村、箕輪町の四つのゾーンに分け、初乗り200円(伊那市街地は市街地循環バスの運賃との均衡を図るため並走区間は同額の150円)、ゾーンをまたぐごとに50円加算、最大350円とした。既存のバスと乗り継ぐ場合の割引も設ける。

運行は伊那バスとジェイアールバス関東に委託。運行委託料は年4540万円を見込み、3市町村が走行距離に応じて負担する。

最終案は24日の南箕輪村地域公共交通会議で承認されたほか、箕輪町では12月7日、伊那市では同12日にそれぞれ会合を開く予定。

おすすめ情報

PAGE TOP