新聞記事をオブジェに 伊那弥生高

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新聞記事を読んで感想や意見を交わし、オブジェのイメージを膨らませる生徒

新聞記事を読んで感想や意見を交わし、オブジェのイメージを膨らませる生徒

伊那弥生ケ丘高校(伊那市)の2年生文系コースの生徒20人が、美術の授業で新聞記事からイメージを膨らませたオブジェ制作に取り組んでいる。29日は「新聞を活用した学習(NIE)」の一環で授業を公開し、県NIE推進協議会委員や教員ら約10人が参観。生徒が活発に意見を交わし、日々のニュースから美術作品を導き出す独創的な授業を展開した。

三つのグループがそれぞれ違う新聞を読み、各紙の特徴を探し出すことから始めた生徒たち。この日は紙面を読んで感じたことを全体で発表。各紙の雰囲気や伝え方を比較する中で、さらに気になる記事を読み進めた。

御岳山噴火から2年が経過した記事に注目した男子生徒は、「一歩踏み出す前向きな感じがした。捜索にドローンを活用し、2年前よりも技術が進歩していることも分かった」と話した。

別の新聞を読んだ女子生徒は同じ御岳山関連を取り上げたが「噴火から月日が経っても苦しんでいる事実が記事を読んでの第一印象。忘れたいと思っても忘れられない人がいる」と、違う印象を語った。

県NIE研究会副会長で駒ケ根東中学校の木下正彦教諭は「高校生が記事について活発に言い合い、楽しそうに学んでいる姿に驚かされた。新聞はそもそも会話のきっかけになるツール。イメージの違いを取り入れるのも素晴らしい」と熱心に参観していた。

今後は各自の記事のイメージを重ね合わせ、グループごとにオブジェを仕上げる。完成は1月下旬の予定。新聞の投書発言欄から日常の中の平和に注目した小塚あみさん(16)は「テレビで自動的に流されるニュースが、新聞で文字として読むことで深く分かるようになった。紙面にはいろいろなコーナーがあり視野も広がった」と話した。

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