公立化で工学部志願者2倍に 諏訪東京理科大

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大手予備校が10月に行った模試で、2018年4月の公立化を目指す諏訪東京理科大(茅野市)の工学部志願者が前年同期の約2倍に急増し、偏差値上位者も増えたことが29日、諏訪6市町村と県、学校法人東京理科大(東京)でつくる「諏訪東京理科大学公立化等検討協議会」の会合で報告された。協議会関係者は「(学費が安い)国公立狙いの偏差値上位者の目が向き始めた。非常に良い傾向だ」と話している。

諏訪東京理科大などによると、同大工学部の現状より高い偏差値を持つ志願者が全体の約86%を占めた。予備校側からは「公立化の効果で単純に志願者が増えただけでなく、偏差値上位者も増えている」と説明があった。同大は「偏差値上位者がこれまで目を向けなかった諏訪東京理科大にチェックを入れてくれたのは事実。認知され始めている」と手応えを感じている。

一方で、模試の志願者が実際に同大を受験するかは未知数だ。同大と同じ東京理科大姉妹校で山陽小野田市立山口理科大は、公立化1年前の入試出願者が平年の約4倍に急増したという。諏訪東京理科大は「学生や保護者に『必ず公立化する』という安心感を提供することが必要」としている。

諏訪市役所で開いた検討協議会ではこのほか、公立化後の大学の英語表記を「Suwa TokyoUniversityof Science」に決めた。

現在の表記は「Tokyo UniversityofScience,Suwa」だが、諏訪地域の大学であることを明示するために「Suwa」を前に配置した。公立化後の大学名は「公立諏訪東京理科大学」にする方針が決まっている。

諏訪6市町村は、一部事務組合「諏訪広域公立大学事務組合」を来年4月に設立し、大学を運営する公立大学法人「公立諏訪東京理科大学」を18年4月に発足させる計画。一部事務組合の規約案が、各市町村議会の12月定例会で審議される。

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