岡谷蚕糸博物館を選定 インバウンド資源に

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「昇龍道ものづくり銘選」の選定書を手にする市ブランド推進室の職員

「昇龍道ものづくり銘選」の選定書を手にする市ブランド推進室の職員

国と長野県を含む中部・北陸9県の官民組織でインバウンド(海外からの誘客)を推進する「昇龍道プロジェクト協議会」は、訪日外国人旅行者が日本のものづくりを楽しみながら観光できる資源として34カ所を選定し、このうちの一つに岡谷市の岡谷蚕糸博物館を選んだ。海外向けのPR強化が期待できる。今井竜五市長が29日の定例会見で発表した。

「昇龍道」は能登半島の形を竜の頭に見立て、訪日外国人らに中部・北陸地方の南北を巡ってもらう、国が認定した広域観光周遊ルートの一つ。プロジェクトでは(1)酒(2)山車・からくり(3)サムライ(4)ものづくり(5)山岳(6)龍にまつわる伝説ー)に関連した9県内の観光資源を「昇龍道ものづくり銘選」と銘打って広く集めた。9県から82施設が応募した。長野県内からは蚕糸博物館のほか、日本酒製造販売の仙醸(伊那市)、赤沢森林鉄道(木曽郡上松町)、長野市戸隠そば博物館(長野市)の4カ所が選ばれた。今後、外国人が関心を持つような物語に仕立てて海外に発信し、誘客を図るという。

海外向けの発信は来年2月にウェブサイト「昇龍道ものづくり街道」を公開し、この中で蚕糸博物館も紹介される。協議会の後押しを受け、海外メディアの取材や海外の商談会に参加する機会の増加が期待できる。

今井市長は会見で「シルク岡谷の歴史を伝え、新たなシルク文化の創出につながる取り組みを推進し、市のブランド力と知名度の向上を図りたい」と述べた。市内の外国語表記の整備については「蚕糸博物館では対応できているが、そのほかの施設でも表記をはじめ(外国人旅行者を受け入れる)体制を徐々に整えていかなければならない」と語った。

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