昔ながらの手仕事 地域協力で体験・美篶小

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昔ながらの鍛冶を体験する子どもたち

昔ながらの鍛冶を体験する子どもたち

伊那市美篶小学校で1日、児童が鍛冶や大工、機織り、みそ作りなど、昔ながらの手仕事に触れて、体験する行事が開かれた。住民有志でつくる同校資料館運営委員会が毎年企画し、今年も上伊那建設労連美篶支部をはじめ地域の人たちが協力。今年は開校115周年記念の一環として行った。“匠の技”の数々に子どもたちは目を輝かせ、「汗する喜び」を肌で感じ取った。(勝村誠之)

校内の資料館で大切に保存している古い道具も活用しながら実演。委員の丸田旭雄さん(75)は、若いころに土木の仕事で培った鍛冶の技術を披露した。

高温であぶった鉄を素早くたたいて伸ばす姿に、子どもたちは真剣な表情で見学。「ふいご」と呼ばれる火おこしの道具も用いて、実際に児童が体験する姿もあった。

つちを持って鉄をたたいた3年の福澤琉偉君(9)は「見ていた時には(つちが)軽そうだったが、実際に持ってみると重くて大変だった」と話し、火を絶やさないように「ふいご」で風を送った池上絢音さん(9)は「昔の人は知恵があると感じた」と夢中で汗を流した。

大工仕事のコーナーでは、家を作るために必要な作業を体験。職人からかんなやのこぎりの使い方を学び、今は使わなくなった大型のこぎり「木挽鋸」にも触れた。熱心に教えた小山邦祐さん(75)は「『大工になりたい』って喜んで体験する児童がいて本当にうれしくなった。このような機会に少しでも仕事を知ってもらい、次世代につないでいきたい」と目を細めた。

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