2016年12月05日付

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11月6日に投開票が行われた大分県姫島村の村長選。16回連続の無投票を経て、選挙戦は1955年以来61年ぶりとなった。70代の現職と60代の新人の一騎打ちで、現職が9選を果たした。前村長は現職の父親で、7期務めたという▼どんな村なのだろう。ホームページを見た。瀬戸内海西端、国東半島の北5キロの周防灘海域に位置する離島で、人口は2000人(2015年2月1日現在)。沿岸漁業を基幹産業にしている▼村長選の得票数は現職が1199票、新人が512票。「村の風通しを良くする」と挑んだ新人は及ばなかった。投票率88.13%。前回選挙戦の97.81%は下回ったものの、相当に高い数字だ▼投票率の低下が指摘されている。自身、20代の頃は投票に行ったことがなかった。「たった1票では選挙結果を左右しない。誰に投票しても同じ」と。それが、「改革派知事」といわれた一人が新聞紙面で語っていた「投票しようと思える人がいなければ、自分が立候補すべき」の言葉にショックを受け、投票しないのは無責任だと考えが変わった。それから投票を欠かしたことはない▼たった1票では自分の考えが反映されないかもしれないが、1票を投じなければ何も変わらない。特に若い世代にとっては、これからの長い人生をどんな社会で過ごしたいのかを選択できる機会だ。せっかくの権利なのだから、行使しないともったいない。

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