高校文芸コンク短歌 伊那西から入賞入選

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入賞、入選した(右から)森脇蘭さん、小椋環さん、清水ちさとさん

入賞、入選した(右から)森脇蘭さん、小椋環さん、清水ちさとさん

第31回全国高校文芸コンクール(全国高等学校文化連盟主催)の短歌部門で、伊那西高校(伊那市)の文芸クラブに所属する、いずれも3年生の森脇蘭さん(18)=飯島町日曾利=、小椋環さん(17)=同市御園=の作品が優良賞に選ばれた。2人は初の入賞を喜び、「卒業しても短歌を作り続けたい」と声を弾ませた。このほか、3年の清水ちさとさん(18)=同市東春近=の作品が入選した。

森脇さんの短歌は「あじさいに恵みの雨が降りそそぎ静かにほほえむ千手観音」。7月、「あじさい寺」として知られる同校近くの深妙寺に訪れたときに見た風景を歌に詠んだ。1年前から「恵みの雨」をテーマに据え、日常生活の何気ない風景に目を配って制作してきたという。

小椋さんの作品は「本棚に独り立ちたる羅生門『寂しげだね』と呟いた君」。図書整理を行っていた図書館の本棚に本が1冊だけ残っており、それを見た友人のつぶやきから思い付いた。昨年から詩にも取り組み、「視野が広がり、表現力が高まった」と効果を話した。

森脇さんは「今まで賞が取れず、あきらめもあったのでうれしい気持ちでいっぱい」。小椋さんは「いろんな人が関わり、できた作品なのでその人たちに感謝したい」と笑顔で話した。

清水さんの作品は「ちさとちさとちさとと呼んだ白兎目覚めれば眼鏡の数学教師」。「背伸びをせず、等身大の自分を表現したい」と学校でうたた寝をしたときをユーモアたっぷりに歌にした。

コンクールは小説や詩、短歌など7部門があり、全国380高校から3万1856点の応募があった。うち短歌部門には1万1180点が寄せられた。10日に東京都内で表彰式を行う。

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