岡工に台湾の学生来訪 3球技で対戦、交流

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バスケットボールの試合で交流した岡谷工業高校と国立羅東高級工業職業学校の生徒たち

岡谷工業高校(岡谷市)に6日、台湾の国立羅東高級工業職業学校のラグビー部、バスケットボール部、野球部の生徒ら23人が訪れた。県と県観光機構が行う訪日教育旅行誘致事業の一環。岡工の各部の部員らと一緒に体を動かし、交流を深めた。

同事業は、県内の児童生徒らが海外の学生との交流を通じて国際感覚を育むとともに、訪日した児童生徒らに長野の文化に触れてもらい、交流人口を増やす狙いがある。コロナ禍となった2020年2月から中断していたが、今年1月から再開した。

今回、同職業学校からは日本の高校1、2年生に当たる生徒らが訪日。同じ工業を学び、スポーツにも力を入れる岡工への訪問を希望したという。

台湾の生徒らが到着するとセレモニーが開かれ、両校の教員と岡工の生徒があいさつをし、記念品の交換などを行った。その後、それぞれの種目に分かれて一緒に試合などを楽しんだ。バスケットボールの試合では両校が対戦し、生徒らは熱が入った真剣勝負をしつつ、相手がシュートを決めた際は拍手を送る場面も見られた。

同職業学校の生徒二人は「岡工はチームワークが素晴らしかったので学びになった。今度は私たちの地元である宜蘭(ぎらん)県にも来てもらいたい」と話した。岡工3年の生徒(17)は「いい経験になったし、交流ができてよかった」と笑みを見せた。

訪日教育旅行生の受け入れは30日まで県内各地で行われる。諏訪地方では、30日に台湾台北市の光復国民小学の児童らが茅野市の玉川小学校を訪れる予定。

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