上伊那の各店 週替わりで「夏いちごまつり」

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第1弾の贅沢夏いちごソフトをPRする杉山晋さん、明美さん夫妻=南箕輪村の大芝の湯

伊那市美篶で農園「ベリーナ」を営む杉山晋さん(43)明美さん(38)夫妻は、栽培する「夏秋イチゴ」のおいしさを広めようと、上伊那地方のカフェや洋菓子店などと週替わりでコラボレーションする初めての「夏いちごまつり」を10日から週末に開く。4週連続の第1弾は、南箕輪村大芝高原の温泉施設大芝の湯で「贅沢夏いちごソフト」を提供。「夏秋イチゴといえば上伊那となるよう、産地化に向け盛り上げていければ」と力を込める。

2017年に神奈川県から県内に移住して就農した杉山さん夫妻。20年に伊那市へ移り、味の良さに衝撃を受けた信州大学農学部(南箕輪村)が開発した夏秋イチゴの生産を始めた。

10アールで4000株をハウス栽培。市場出荷はせず「ベリーナルビー」の商品名で地元や関西圏の菓子店などに直送している。ほかの生産者よりも一足早い5月から収穫が始まり、完熟にこだわって生産。冬のイチゴに負けない甘さと酸味の絶妙なバランスを追求し続けている。

大規模なPR企画は今回が初めて。週末ごとに、協力する4店舗がそれぞれのアレンジで提供する。「旬の味を楽しんでほしい」とアピールする。

10、11日に販売する大芝の湯食堂のいちごソフトは、大芝高原のアカマツの食用炭を使ったチョコソースをかけたプリンソフトクリームやほうじ茶のシフォンケーキに、イチゴ6~7粒をぜいたくに使用。素材を最大限に生かして仕上げた。各日20食限定で980円(税込み)。営業時間は午前10時から。午後7時30分ラストオーダー。

17、18日はいろどり(駒ケ根市)、24、25日はお茶屋いちえ(伊那市)、7月1、2日は亀まん万寿庵(同)で各店オリジナルメニューを販売する。問い合わせや詳細はベリーナのインスタグラムで。

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