2023年6月11日付

LINEで送る
Pocket

息子と訪れた衣料品店に動物の絵がプリントされたTシャツがあった。絶滅の危機にある地球上の動物をモチーフとし、売り上げの一部が保護活動に充てられる。息子が気に入った絵柄の子ども用Tシャツを買った▼少しずつではあるけれど、自分なりに考えながら買い物するようになった。一番心掛けているのはやはり地元の産品の選択。野菜も日本酒も。次に食品ロス削減につながる手前取り。環境に優しい買い物としてこれらは取り組みやすい▼「諏訪湖の環境」をテーマにした阿部守一知事と諏訪市民による対話集会で、環境保全型農業のPRに力を入れてほしい-との声が出た。堆肥を使った土づくりや化学肥料低減の取り組みを一体的に行う農業者を県知事が認定する制度があり、諏訪地域でも多くの農業者が認定を受ける▼専用マークを表示して農産物などを販売できるのだが、発言した女性によれば、消費者への認知度はいまひとつ。環境に優しい農業の実践者の商品を選択する消費行動は「諏訪湖のためにもなる」と訴え、知事もPR強化の必要性を認めていた▼前述の店には「父の日」のギフトが並んでいた。贈り物に地元産の花はいかがだろう。父の日には黄色いバラを贈る習慣があり、鉢花アジサイの県限定品種も近年人気がある。発色に優れる諏訪や上伊那の花は、梅雨の時期の気持ちを明るくしてくれる贈り物としてもぴったりだ。

おすすめ情報

PAGE TOP