交流福祉の新拠点 富士見町「ふらっと」開所

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施設の見学に訪れた人でにぎわう新たに開所した富士見町地域共生センター「ふらっと」

富士見町は10日、町の総合福祉拠点となる町地域共生センター「ふらっと」を開所した。町と町社会福祉協議会の職員14人体制で相談を受け付け、障がい者や高齢者、子どもなど幅広い世代と多様な人へ交流の場を提供。福祉を核とした新たな活動を創出する拠点として地域の活性化を目指す。

JR富士見駅前商店街にあった旧八十二銀行富士見支店の移転に伴い、町が地方創生拠点整備交付金を活用して建物を買い取り、施設内や駐車場を整備。名称は昨年12月から公募した約80件から、全ての人に平等で、気軽に立ち寄れる場所にとの願いを込めた「ふらっと」を採用した。

建物は鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は約500平方メートル。総合相談窓口の機能と成年後見支援センターの事務を担う。1階は地域交流エリアとして車椅子対応カウンター、パソコン閲覧ブースなど50席、大型テレビや薪ストーブなどを設置。2階は地域活動エリアとして最大50人が利用できる会議室やキッチンスペース、個別相談室となっている。

10日に開いた開所式には、関係者ら約50人が出席。富士見太鼓保存会がオープニング演奏を行い、テープカット。あいさつで名取重治町長は「地域の皆さまの交流の場として、町の福祉事業の推進、駅前のにぎわい創出、活性化に寄与できるよう、しっかり運営に取り組んでいきたい」と述べた。

式典後は記念講演会や施設見学、町内の福祉事業所による物販も行われ、子どもから高齢者まで多様な人たちが訪れた。今後は、住み続けられる福祉のまちプロジェクト研究の会場としても使用していく予定でいる。

開所時間は午前10時~午後7時。日曜休館。問い合わせは同センター(電話0266・78・8550)へ。

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