ようこそ「四季島」 JR下諏訪駅で到着歓迎

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JR下諏訪駅を出発する四季島を、旗を振って見送る参加者

JR東日本が運行する豪華寝台列車「四季島」の発車を見送るイベントが11日、下諏訪町のJR下諏訪駅ホームであった。今季の初日。今後、10月1日まで毎週日曜日に計17回停車する。あいにくの雨降りとなったが、子ども連れや鉄道ファンら約90人が訪れ、四季島の到着を歓迎し、旗を振って出発を見送った。

四季島はJR東日本が2017年5月から運行。昨年から下諏訪駅に停車する新コースが組まれた。同駅では町のPRにつなげようと、今年も毎週、見送りイベントを計画。毎回、町木遣保存会メンバーが木やりを披露し、四季島の乗客らに御柱祭の雰囲気を伝えていく。

11日は午前11時30分ごろ、四季島が同駅に到着。乗客たちは篠ノ井駅から専用バスで移動し、和田峠を経て、同駅から再び四季島に乗車する行程。ホームでは木やり師6人が伝統の木やりを響かせた。”四季島バージョン”も披露し、乗客も一緒に「よいさ」と声を合わせた。

諏訪市にある母親の祖父母の家に遊びに来た男児はミニ模型を持参し、「入り口のドアが見たい」と実物の到着を心待ちにしていた。諏訪市から家族と訪れた豊田小学校の児童は、初めて四季島を目にし、「電車前方の展望台が格好良かった。近くの駅で停車してくれてうれしい」と満足げだった。

保存会の宮坂明宏会長は「四季島が停車する駅はなかなかない。その場で木やりを歌うことができて光栄。乗客を歴史ある木やりで歓迎し、町のPRにつなげたい」と話していた。

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