SUWAプレミアムに2商品認定

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SUWAプレミアムに認定された2商品と開発に携わった関係者

諏訪の技術で開発、製造された商品を統一ブランドとして発信する諏訪市の認定制度「SUWAブランド」の推進委員会(岩波尚宏委員長)は13日、富士見町の住民有志でつくる「ふじみおもちゃ工房」(上原一芳代表)の積み木「しそちゃん 育てるつみき」と、岡谷市で電子機器開発・製造を手掛けるエーピーエヌ(小松英智社長)のLED照明「YUMEKAと絹のぬくもり」を認定商品に決定したと発表した。諏訪市豊田のSUWAガラスの里内にある「SUWAプレミアムショップ」で15日から販売する。

「しそちゃん―」は、富士見町内で出土した国重要文化財の縄文土偶「始祖女神像」をモチーフに、町内の画家や木工作家、クラフト作家らが協力し、地元の間伐材から手作りした。鳥や動物の形をした積み木を組み上げると「しそちゃん」になる。昨年8月に完成すると、町が町内の出生児全員にプレゼントを始め、喜ばれているという。

「YUMEKA」は、ろうそくの炎に似た不規則な光のゆらぎ(f分の1ゆらぎ)を自社開発のプログラム制御で実現したLED照明装置。岡谷市など県内産繭を宮坂製糸所で糸にしてランプシェードに仕上げた。装置は充電式で、ゆらぎの速度、明るさを5段階で調節できる。

13日、SUWAガラスの里で記者発表があり、同工房の上原代表(62)は「とても光栄です。お子さんたちに始祖女神像を認識していただき、大きくなったら井戸尻考古館を訪れてほしい」と期待。エーピーエヌの小松社長(41)は「絹の繊細さが光を通して見られる。ぬくもりを感じてもらえたら」と語った。

審査会は5月16日にあり、認定商品はこれで52社105アイテムになった。岩波委員長は「一人でも多くの消費者に届けたい」と話している。

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