味わい深い筆文字描く まちゼミ諏訪始まる

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「まちゼミ諏訪」で自分だけの筆文字を描く参加者

諏訪市内の商店主らが本格的な技術や専門知識を伝える「まちゼミ諏訪」(諏訪商工会議所主催)が始まった。19回目を迎え、これまで1カ月ほどだった開催期間を3カ月に拡大。手芸や調理、スポーツに加え、夏休みに親子で楽しめる工作の講座など多彩な18のプログラムを展開する。

同市湖岸通りの湖泉荘では14日、はがきに味のある筆文字作品を描く講座があった。己書と呼ばれ、筆の持ち方や書き順にとらわれず、思いのまま描くのが特徴。同旅館のおかみで、一般社団法人日本己書道場認定師範の古林絵美子さんが講師となり、「ルールはない。自由に自分だけの書をつくって」とアドバイスした。

参加者は筆ペンを使い、手本を見ながら「心」「ありがとう」などの文字をはがきにしたためた。柔らかな曲線や墨のかすれを生かし、自分の世界感を表現。余白には落款印に見立てて自分の名前を書き入れ、味わい深い作品に仕上げた。

友人と参加した会社員の池田千恵さん=同市湖南=は「絵を描くように楽しめるところがいい。すてきな文字で暑中見舞いのあいさつ状を送りたい」と話していた。

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