「父の日」にバラを 諏訪の藤森ばら園

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「父の日」用のバラの選花作業を進める藤森ばら園=14日、諏訪市豊田小川

諏訪市内のバラ生産者のハウスで、18日の「父の日」に向けたバラの収穫と出荷が本格化している。同市豊田小川の「藤森ばら園」の作業所には気品に満ちたバラの花が並び、父の日の贈り物として好まれる黄色やオレンジ系品種の選花や出荷作業に追われている。

6棟のハウスで20品種以上を栽培する同園。黄色系の品種には「ソラーレ」「ペニーレーン」などがあり、首都圏や中京圏に出荷している。春先の高温で前進傾向になったため、この時期の出荷量としては例年より少ないという。

イベントの再開などで需要は持ち直しつつあるが、「コロナ以降、結婚式も小規模で行うことが定着し、完全には回復しない。燃料や肥料などあらゆるものが高騰し、経営は厳しい」という。同園の藤森豊さん(49)は「物価高で家計も大変ですが、頑張っているお父さんへの贈り物にバラを添えていただけたらうれしい」と話している。

直売にも応じている。問い合わせは同園(電話090・4463・6051)へ。

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