若元春関と一緒に給食 下諏訪北小

給食を食べながら下諏訪北小学校の児童と交流する若元春関
下諏訪町で夏合宿中の大相撲荒汐部屋(東京都)の荒汐親方(元蒼国来)と力士13人が15日、同町内の4小中学校と県花田養護学校を訪れた。各校で相撲や給食、講話などを通じて力士と子どもたちが交流。訪問を楽しみにしていた子どもたちは、間近で見る力士や相撲に「大きい」「すごい」と目を輝かせた。
同養護学校では力士が四股や解説をしながらの模擬相撲を披露し、小学校では一緒に相撲を取ったり給食を食べたりして交流。中学校では、キャリア教育の一環として、荒汐親方と力士らが入門したきっかけや目標を達成するための心構えなどを講話した。
給食の時間、関脇の若元春関は下諏訪北小学校6年2組の教室で児童と一緒に給食を食べ、児童の質問に答えながら談笑。「これまで戦って一番強かったのは誰ですか」との質問には、「横綱の照ノ富士関も強いけど、一番強さを感じたのは元横綱の白鵬関。稽古でしかやったことないけど、この人にはかなわないと思った」と話した。
5校の訪問を終えた後、荒汐親方と若元春関は、宮坂徹町長への表敬訪問も行った。荒汐親方は「また来年も交流ができたら」と笑みを見せ、「力士も子どもたちから良いエネルギーをもらったと思う。しっかり体をつくって名古屋場所に向かってほしい」と期待した。