下諏訪町に450万円寄付 新鶴本店

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創業150年を記念し、宮坂町長(右)に寄付金などを贈った新鶴本店の河西社長(中)と河西会長

下諏訪町の諏訪大社下社秋宮近くにある老舗和菓子店「新鶴本店」は19日、創業150年を記念し、町に450万円を寄付した。町内の公立3保育園に150万円ずつ配分するようにし、これからの町を担う子どもたちのために使ってほしい-との思いを込めた。河西正憲社長(38)と河西正一会長(72)が町役場を訪れ、宮坂徹町長に目録を手渡した。

併せて、町内4小中学校の給食で1人1個の塩羊かんを提供する目録も贈った。塩羊かんは同店を代表する銘菓。創業時からの商品で、昨年から給食への提供を始めたところ好評だったため、今後も継続していく。

同店は明治6(1873)年創業。以来、秋宮前の店舗で営業を続けてきた。河西会長の長男である河西社長は6月から社長を継ぎ、6代目となる。

河西社長は「寄付金は保育園の子どもたちが喜ぶものに使ってもらえたら。小中学生には塩羊かんを食べてもらい、地元にこんな店があると知ってほしい。諏訪地方の特産である寒天を使った羊かんを通して食育にも貢献できれば」と願った。

宮坂町長は多額の寄付などに感謝し、「私にとっても自慢の銘菓。これからも事業をしっかりと行っていただき、銘菓を楽しませてほしい」と期待した。

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