夏合宿終え秋宮で必勝祈願 大相撲荒汐部屋

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応援の木やりに合わせて「よいさ」と声を上げる荒汐部屋の力士たち

大相撲の荒汐部屋(東京都)が21日、下諏訪町での夏合宿を終え、名古屋場所(7月9日初日)に向け、名古屋市内の宿舎へ出発した。これに先立ち、荒汐親方と既に帰京した関脇若元春関を除く力士12人が、同町の諏訪大社下社秋宮を参拝。神楽殿で必勝祈願を行ったほか、木やりによる応援も受け、今後の飛躍を誓った。

荒汐部屋4年ぶりの下諏訪夏合宿は10日から始まり、下諏訪南小学校校庭の土俵で19日まで朝稽古を実施。名古屋場所で大関とりに挑む若元春関をはじめとした力士たちを一目見ようと、連日大勢の人でにぎわった。16日からは新大関の霧島関が合流。注目度も高まり、週末は400人を超える人が集まった。

このほか、12日は富士見町境小学校、15日は下諏訪町内の学校を訪問し、子どもたちと交流。子どもからお年寄りまで、普段間近で見ることが少ない力士との交流を通じて、大相撲の魅力に触れた。荒汐親方は「皆さんに温かく迎えていただき、来て本当に良かった。いい稽古ができたので、みんな番付を上げてまた来年帰ってきたい」と笑みを見せた。

諏訪湖後援会によると、朝稽古の場所について、駐車場が近く、より広い場所を望む声も聞かれたといい、下諏訪町と協議しながら新たな稽古場所を模索する方針。濱康幸会長は「諏訪の皆さんに喜んでもらい、町には活気や元気も出て、諏訪湖後援会として支援したかいがあった。環境を整えながら、来年も迎えたい」と話した。

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