絵画や造形、女性3人がコラボ展 高遠美術館

信州高遠美術館で23日から始まるコラボ展。(左から)小松由子さん、中島美恵子さん、西澤由美子さん
伊那市高遠町在住の女性3人による作品展「高遠3女のコラボ展2」が23日から、同市高遠町の信州高遠美術館で始まる。市内の特別養護老人ホーム勤務する傍ら、それぞれ創作活動に取り組む3人が、絵画や造形などの力作約30点を展示。個性光る作品が並んでいる。7月23日まで。
出展したのは同市高遠町勝間の特別養護老人「さくらの里」と同市西春近にある地域密着型特別養護老人ホーム「みのりの杜」に勤務する西澤由美子さん、小松由子さん、中島美恵子さんの3人。同じ職場内でそれぞれ絵画などの創作活動に取り組んでいることを知り、2021年には初のコラボ展を開いた。
2回目となる今回も同じ仲間による合同展を企画。「みんなが幸せ、平和、楽しくなるイメージで描いた」という西澤さんは明るい色調で人物や花をモチーフにした作品を展示した。地元の街並みなどを描いた油絵のほか、リメークした着物を出展した小松さんは「自分で思ったことを作品として発表できるのはうれしい」と笑顔。猫やキツネなど動物をモチーフにした絵画と造形作品を並べた中島さんは「それぞれ創作活動が続く限り、一緒に展示ができれば」と話していた。
入場料は500円(18歳未満無料)。時間は午前9時~午後5時。火曜日休館。問い合わせは同館(電話0265・94・3666)へ。