企業に触れ進路考える 岡谷工で合同研究会

進路や事業内容について話す担当者と生徒
岡谷市と岡谷労務対策協議会、岡谷工業高校は22日、「岡工生のための岡谷市合同企業研究会」を同校体育館で開いた。同市を中心に諏訪地方の91事業所と岡谷技術専門校が出展。岡谷東高校と岡谷南高校の生徒も招き、約300人が担当者とコミュニケーションを取りながら進路について考えた。
高校生に地元企業への理解を深めて就職につなげてもらおうと、2021年から高校生の求人解禁日(7月1日)前に開いている。「できるだけたくさんの企業に触れてほしい」(市工業振興課)と、諏訪地方の労務対策協議会を構成する事業所に参加を呼び掛け、製造業を中心に建設業や小売業などが出展した。
会場では、企業の採用担当者らが、会社概要や事業内容などを説明。事前に質問をメモにまとめ、担当者に聞く生徒の姿も見られた。企業からは「つらいイメージを持たれる製造業の面白さを伝えられた」などの声が聞かれた。岡谷工業高2年の生徒(16)は「直接話すことで会社の雰囲気が伝わってきた。事業内容も想像しやすかった」と話していた。