車山高原本来の自然を 外来植物の駆除作業

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車山高原周辺のビーナスライン沿いでフランスギクを抜き取る参加者

行政機関や地権者、観光事業者らでつくる霧ケ峰自然環境保全協議会は23日、「霧ケ峰自然保全再生実施計画」に基づく外来植物の駆除作業を茅野市北山の車山高原周辺で行った。一般ボランティアを含め43人が参加し、ビーナスライン沿いなどで活動。外来種のフランスギクとヘラバヒメジョオンを抜き取ったり刈り取ったりした。

構成機関・団体の県諏訪地域振興局や茅野市、北大塩財産区、車山高原観光協会などの関係者が参加。外来種の見分け方と駆除方法を確認してから3班に分かれ、ビーナスライン沿いとスキー場ゲレンデ内で作業を進めた。抜き取り跡にはしっかり土を戻すことも心掛けた。

ビーナスライン沿いではフランスギクの白い花が群落を形成する箇所もあり、「種が車のタイヤに付着して運ばれているのだろう」「ゲレンデの上部まで拡大すると、手に負えなくなる」と参加者。北大塩財産区総代の前島久登さんは「一見きれいな花だが、車山の本来の自然を維持していくために除去しなければならない」と話していた。

次回7月12日は、諏訪市側で特定外来生物オオハンゴンソウの駆除活動をする。

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