短さ日本一 岡谷・塩尻市の塩嶺御野立記念祭

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記念碑に向かって一礼する岡谷、塩尻両市の参列者

「日本一短い祭り」として知られる塩嶺御野立記念祭が23日、岡谷、塩尻の両市境にある塩嶺御野立公園で開かれた。両市の行政、経済、観光関係者ら合わせて約130人が参列。明治天皇の訪問を記念して建立された石碑の前で20秒間頭を下げ、両市のさらなる友好と発展を願った。

記念碑は1880年に明治天皇が訪れたのを記念し、当時の平野村・長地村(現岡谷市)と塩尻村・筑摩地村(現塩尻市)の有志によって1915年に建立された。記念祭は両市の友好の象徴として16年に始まり、春は岡谷市、秋は塩尻市の主催で開いている。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨秋まで6回連続で規模を縮小したが、今年は4年ぶりに懇親会を開くなどコロナ前と同じ形に戻った。これまで近くの塩嶺閣で開いていた懇親会は施設の老朽化に伴い、岡谷市今井区公会所に場所を変更。両市から計115人が出席し、馬肉を使った肉じゃがや諏訪湖のワカサギ、岡谷名物のウナギなどを味わいながら親睦を深めた。

参列した今井竜五岡谷市長は「感謝を込めて頭を下げた。両市の思いが込められた祭りが今後も続いてほしい」、百瀬敬塩尻市長は「4年ぶりに懇親会もある。両市の交流をさらに深めたい」と話していた。

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