「フレスコボール」知って 駒ケ根で体験会

日本代表選手にこつを教わりながらフレスコボールを体験する参加者ら
駒ケ根市内で活動する「フレスコボール」の県内初地域クラブ「FRESCOBALL ALPS」は24日、初の体験会を同市東伊那のふるさとの丘アルプスドームなどで開いた。競技の魅力を広めて普及を図る目的で、日本代表選手3人を招いて企画。小学生から大人まで市内を中心に約50人が参加し、交流を深めながら初体験のスポーツを楽しんだ。
フレスコボールは専用のラケットを使い、仲間と2人一組で5分間ボールを打ち合うブラジル発祥のビーチスポーツ。大会ではラリーの回数やテクニックなどを競う。2013年には日本フレスコボール協会(東京都)が設立し、同クラブは今年3月、国内24拠点目の地域クラブとして公認された。
この日は東京都から日本代表の落合真彩選手(33)、大和地亮太選手(29)・未沙子選手(32)が参加し、競技の基本を指導。「ラケットの面を相手に向けて構えて」「ボールを捕まえにいく感覚で打ち返して」などとこつを伝え、参加者は実際にペアを作ってラリーに汗を流した。
福井和良さん(64)は「初めて体験したけど場所を取らず、短い時間でも気軽に楽しめた。反射神経も身に付くので、ぜひまた参加したい」と話した。
同クラブは「人と人をつなぐこと」をテーマに掲げる。間渕将太代表(33)は「まずは競技を知ってもらうことができた。参加者同士にコミュニケーションも生まれ、全年齢層に楽しんでもらえたと思う」と振り返った。将来的にはメンバーを増やし、大会への参加や地元での大会開催を目指すという。
同クラブでは原則毎週日曜日の午前中、同市下平の天竜かっぱ広場で練習を行っている。体験会は7月下旬にも開く予定。問い合わせはクラブのインスタグラム(@frescoball.alps)へ。