スケートボード場今年も 南箕輪の大芝高原

大芝高原の旧村民プール跡地を活用したスケートボードパークで滑りを楽しむ愛好者
南箕輪村大芝高原の旧村民プールを活用した仮設のスケートボードパークが24日、オープンした。県の地域発元気づくり支援金を活用し、村観光協会とNPO法人スプロケット(箕輪町)が主催して2年目。秋まで月1回のペースで週末に全5回開放するほか、スクールも別の日に3回計画するなど昨年よりも日程を充実させ、より多くの人に親しんでもらう。
「RIDE ON TIME in大芝高原」と銘打ち、パーク内にはトリック(技)が楽しめる各種のセクション(構造物)を設置。初日のこの日も多くの愛好者が訪れ、早速、滑りを楽しんでいた。
スケートボード歴12年ほどという箕輪町から訪れた山田友貴さん(35)は「やればやるだけ上達できるのがこの競技の醍醐味。五輪種目にもなって、やりたいと思っている人は多いと思うが近辺では楽しめる場所が少ない。その点ここは周辺の環境も整っていていいですね」と、仲間と一緒にトリックに挑んだ。
2020年に廃止された旧村民プールの利活用策として始まったスケートボードパーク。高原の新たな魅力を発信し、若者が楽しめる場を創出しようと企画した。昨年は7~10月に4回開き、延べ100人ほどが利用した。
スケートボードをはじめアクションスポーツの普及に取り組むスプロケットの片桐弘貴代表(30)は「本格的に安心して楽しめる施設が限られる中で、立地環境も抜群な大芝高原にパークがあるよさを広めていけたら」と話した。
5回の開放のうち日程が決まっているのは7月22日、8月19日、9月23日の午前10時~午後4時。スクールは7月8日、9月9日、11月4日の午前10時~正午で、午後はプロスケーターらを招いたイベントなども企画する。問い合わせは村地域づくり推進課(電話0265・98・6640)へ。