怪獣「スワッコロン」誕生 原さん考案人形に

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諏訪湖をモチーフにしたオリジナル怪獣「スワッコロン」の人形を作った原さん

岡谷市長地御所の会社役員、原昌弘さん(48)が、諏訪湖をモチーフにしたオリジナル怪獣のソフトビニール人形を作った。ユーチューバーとしても活動する原さんが全国の玩具屋を訪れる中で、趣味を生かして諏訪地域を活性化したい-との思いから生み出した。諏訪湖にちなみ「スワッコロン」と命名。「地元で愛される怪獣になってほしい」と期待を込める。

レトロな玩具好きが高じて、懐かしいアイテムなどを紹介する「青春秘密基地」というチャンネルを開設している原さん。登録者数は1万3000人以上に上る。これまでに訪れた玩具屋は全国各地の約200店。昨年3月、猪苗代湖(福島県)で怪獣を題材にした特撮映画「イナワシロン」の撮影に協力した際に「自分も地元に貢献できること、諏訪をPRできることはないか」と刺激を受けた。

スワッコロンは、頭に御柱に見立てた4本の角状の突起があり、背中に諏訪湖の形をデザイン。既存の怪獣をベースに造形は原さんが行った。注意事項などが書かれたヘッダーもレトロな印象にするなど細部までこだわり、「諏訪湖を守った伝説の怪獣」などのストーリー設定も自身で考案。制作費用はユーチューブの収益を充て、東京の玩具メーカーの協力を得て約1年がかりで完成させた。

原さんの実家の原酒店(下諏訪町社東町)で25日から販売するほか、福島や東京、名古屋、大阪など知り合いの玩具屋の店頭で売り出す。数量限定で1体7800円(税込み)。「地元のイベントを盛り上げるキャラクターとして使ってもらいたい」と、今後は自治体などへのPR活動にも取り組むという。

「ネットで発信した方が売れるかもしれないが、売り方もアナログにこだわる」と原さん。「子どもの頃、おもちゃ屋に買い物に行った感覚を思い出して、かわいがってもらいたい」と話している。

問い合わせは原さん(メールaobatoys@gmail.com)へ。

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