一層の発展を 上諏訪氏子青年会20周年式典

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上諏訪氏子青年会の創立20周年記念式典で紹介される役員

諏訪市上諏訪地区の手長、八剱、先宮神社の氏子有志でつくる「上諏訪氏子青年会」は25日夜、創立20周年の記念式典を同市のホテル紅やで開いた。金子ゆかり市長や奉賛会役員、3神社の宮司ら来賓を含め約140人が出席。歩みを振り返りながら節目を祝い、会の一層の発展と奉仕活動への決意を新たにした。

2002年に上諏訪氏子会の名称で発足した。神社奉仕や御柱祭の伝統と技術の継承を目的に、各神社での清掃活動やしめ縄づくりを実施。霧ケ峰の雑木処理や献血などの社会貢献にも力を注ぐ。諏訪大社御柱祭では曳行技術を守り伝える奉賛会の協力団体として祭事を盛り上げている。

飯坂正樹会長は、初代会長の横山真さんら歴代会長の思いを継承するとし「会員皆が代表のつもりで、主役として関わり、100年続く会にしたい」とあいさつ。「木落しはなかったが、さすが上諏訪という立派な里曳き・建て御柱ができた」と昨年の諏訪大社御柱祭を振り返り、「奉賛会の一員として次回も頑張りたい」と意気込みを示した。

式典は新型コロナの影響で昨年の開催を見送り、1年遅れで催した。席上、二代目会長の藤森邦武さん、三代目会長の河西修平さんの2人に感謝状を贈呈。諏訪市木遣保存会の木やりを受けて掛け声を響かせた。金子市長は「20年間の活動は多くの皆さんのお手本になる」とたたえ、奉賛会の大久保一会長は「御柱祭の精神や技術を伝え続けてほしい」とエールを送った。

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