アジサイ、色とりどり 伊那の眞常寺

眞常寺境内で見頃を迎えている色とりどりのアジサイ
伊那市富県の眞常寺で、色とりどりのアジサイが見頃を迎えている。ヤマアジサイを中心に、日本各地の約250種が植わり、境内やその周辺を彩っている。品種によって開花時期はさまざまで、7月中旬ごろまでは楽しめそう。
寺澤顕孝住職(63)が、亡くなった母親が花を育てていたこともあり、檀家の心のよりどころになれば-と、20年ほど前に植えたのが始まり。アジサイは寺澤住職が購入したものや譲り受けたもので、年々増やしてきた。
鮮やかな濃い青色が特徴の「藍姫」を中心に、斑入りの葉が特徴的な「御殿場錦」、青紫色のガクに白く細やかな斑点が入る「星の雫」など珍しい品種のアジサイが数多く花を咲かせている。
27日には地元の新山小学校の1、2年生が寺を訪れ、「きれい」「色が違うのがかわいい」と多彩なアジサイをじっくり眺めていた。寺澤住職は「檀家の皆さんで持っているお寺。来た人たちに花を見て楽しんでもらえたら」と話していた。