40年目キミガヨラン咲く 茅野の篠原さん宅

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育て始めて40年間で初めて3本に花を咲かせている篠原さん宅のキミガヨラン

茅野市豊平山寺の篠原トメジさん(77)宅で庭に植わる「キミガヨラン」が、育て始めて40年目にして初めて3本に花を咲かせた。10年に一度、それも1株だけ咲いていただけに、家族も驚き、淡いクリーム色の釣り鐘状の花をたくさん付けた華やかな光景に見入っている。

同市と姉妹都市の千葉県旭市の提携宿泊施設に家族で海水浴に出掛けたときにもらってきた小さな苗1本が始まりという。花が咲かない期間が長いため「ほとんどほったらかし」というが、南向きの傾斜地の上部の庭木の間に根を張り、今までで一番の姿を見せている。

地面からの高さは1.3メートルほどだが、根元部分の幹が横にはってから立ち上がっているため、実際は2メートル近い。固くて先がとがった放射線状の葉は刺さると痛いため途中から切ってあるが、元気に成長している。

和名の「キミガヨ(君が代)ラン」の由来は「いつまでも栄える」だという。篠原さん夫婦には今年1月に初孫が誕生しており、うれしい出来事が重なった。「あと10年は咲かないだろうから、興味のある人は見に来て」と話している。篠原さん宅は、旧道沿いの山寺上バス停近く。

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