夏場のセロリ生産量日本一 原村で収穫最盛期

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夜明け前、みずみずしいセロリを次々と刈り取る中村さんら家族=6月30日午前3時56分

夏場のセロリ生産量が日本一の原村で、露地栽培の収穫が最盛期を迎えている。村内各地の畑では未明から投光器がこうこうと輝く中、みずみずしいセロリの爽やかな香りが広がっている。

同村中新田の中村武彦さん(61)の畑では6月30日も午前1時ごろから、家族やアルバイトが収穫作業を開始。刈り取りから袋入れ、箱詰めを手際よく進めていた。

セロリは暑さに弱いため、気温が低い未明からの作業が必要。6月22日から10月15日まで、集荷所が休みの火、土曜以外は毎日約250ケース(1ケース10キロ)を出荷する計画という。

中村さんは「去年に比べて霜の被害があったが、おおむね順調。種まきから丹精込めて育てているので、ぜひ食卓で食べてほしい」と話していた。箱詰めされたセロリはJA信州諏訪原村野菜集荷所に軽トラックで運び込まれ、関東を中心に全国に出荷される。

同JA管内では今年度、前年実績より1万6520ケース少ない71万8800ケースの出荷を計画。生産者の高齢化で減少傾向という。

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