一年真ん中の日の集い 辰野町の大城山山頂で

願いを込めた風船を青空へ放つ参加者
日本真ん中町の「一年真ん中の日の集い」は2日、辰野町の里山・大城山の展望台で開かれた。約50人が参加。今年上半期を振り返りながら下半期の目標や願いを短冊に記して風船に取り付け、澄み渡る青空へと放った。
大城山山頂近くには北緯36度00分00秒、東経138度00分00秒で交わる国の地理的中心「ゼロポイント」がある。同イベントはゼロポイントの保全活動に取り組む「日本中心のゼロポイントを護る会」が実行委員会を組織し、3年前からPRの一環として7月初旬に開いている。
山頂に集まった参加者は、一年の折り返しの日を契機に上半期を振り返り、下半期の決意や願いを短冊に書き込んで色とりどりの風船に取り付けた。午前11時30分ごろ、みんなの願いを乗せた風船は真っ青な空へと一斉に放たれた。放球前には子どもたちを対象とした宝探しも行った。
実行委員会の小澤信一委員長は「イベントを今後も続け、多くの人にゼロポイントや大城山からの絶景を知ってもらいたい」。武居保男町長は「皆さんの熱い思いで大城山の素晴らしい環境が保たれている」と話していた。