生徒と地元企業の橋渡し 高校に求人票提供

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求人一覧表などを手渡す金子市長(中)ら

来春の高校卒業予定者の企業採用活動が今月、解禁されたことに合わせて諏訪市と諏訪公共職業安定所、市労務対策協議会は3日、諏訪実業高校(諏訪市)で求人情報の提供セレモニーを行った。地元企業からの求人一覧表と諏訪地方の企業情報を載せた就職ガイドブックなどを加藤泰久校長らに手渡し、生徒と地元企業の橋渡しに協力を求めた。

諏訪職安によると求人事業所数(今月7日現在)は161社で前年度比17社増、求人数は244件509人で同比39件3人増と過去3年間で最多。卸売・小売業で28・6%増、製造業が4・3%増など「各社とも人口減の将来を見据えて若者の確保に意欲的」(山本智之所長)という。

セレモニーで金子ゆかり市長は「地元に数多い優良企業とそこで頑張る人たちを知ってもらいたい。地元就職を目指す学生が出てくれるよう指導を」と要望。山本所長は「早期に採用内定が得られるよう個々のニーズに合った支援をする。企業に将来の有望な若者を一人でも多く採用いただけるよう、自治体や各機関と協力し合いながら人材確保に努める」と述べた。畑野圭希市労対協会長はガイドブックの活用を求めた。

加藤校長は「地元の支援は心強く、生徒を励まし後押しをする。事業、地域に貢献できる人材となるよう就職試験開始まできめ細かく指導したい」と応えた。同校の来春の就職希望生徒は114人中、約50人で例年よりやや少ない動向という。

求人一覧表は同日、諏訪地域全高校、養護学校に提供した。

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